1歳半健診で発達の遅れについて相談

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1歳7ヵ月、まだ歩かない

1歳7ヵ月の時、1歳半健診で保健所に行きました。未熟児で生まれたマルコでしたが、よく食べて、よく眠り、体重9.92kg、身長74.0cmまで成長しました。母子手帳の『幼児身体発育曲線』でも平均値に近づいてきています。女の子だからでしょうか。大人しく、いつもニコニコしていて手がかからないので、どこに行っても可愛がられて、親としてはとても育てやすい赤ちゃんでした。運動面の成長はというと、1歳でつかまり立ち、1歳1か月でつたい歩きを始めましたが、まだ独歩はできていません。テーブルのふちにつかまって移動しながら、いつも、バレリーナのようにつま先で立っているのが気になりました。足首が固いのか、そーっと曲げようとしても突っ張る感じがしました。言葉はまだ理解できていない様子で、話す言葉は、「マンマ」と「た(ごちそうさまでした)」という2語だけ。指さしの動作もまだです。

健診では、身長、体重の測定と保健師の面談が行われました。保健所の人たちは、みんな優しくて温かい感じでした。家での様子について聞き取りがあった後、「医師の診察を希望しますか。」と聞かれ、未熟児だった事と、足の突っ張りが気になったので、念のため申し込むことにしました。中年の穏やかそうな笑顔の先生が、丁寧にマルコを診てくれました。診察した結果、「修正月齢(35週)を加味すると、現時点では明らかな発達の遅れとは言えない。脳性麻痺の症状もない。もう少し経過をフォローする必要はある。」というお話がありました。

医師の言葉を聞いてホッとしました。やっぱり早産で生まれると、いろんな面で成長が遅いのだなぁと納得し、1ヶ月後の経過観察の予約を入れて帰宅しました。その時はまだそんなに心配していませんでした。

1歳8ヵ月時の経過観察は順調

1歳8ヵ月、体重9.98kg、身長75.8cmになりました。つかまり立ちは安定してきて、手を離しても3秒くらい立つことができるようになりました。私の事を「ママ」と呼ぶようになり、「もう1回」という時は、人差し指を立てて主張します。また、「ごちそうさま」は両手を合わせるようになりました。小さなマルコが意思表示するのはとても可愛らしく、少しずつですが、確実に成長していると感じていました。今回の医師の診察では、「つかまり立ちはできているし、まだ自立語は出ないが、名前を呼ばれるとハイと言うので理解はできている。アイコンタクトもできている。次回の経過観察は2,3ヵ月後でOK」との事でした。順調で良かった。

1歳9ヵ月、心理相談で明らかな発達の遅れを指摘される

今回は心理の先生に診てもらいました。そこで、「全体に6ヶ月程度の遅れがある」と指摘されました。順調に発達の差が縮まっていると思っていたので、6ヶ月の遅れという診断にショックを受けました。逆に差が開くなんてことがあるのでしょうか。かなりうろたえました。すぐには状況を受け入れられず、療育のついては、次回の経過観察まで、家族と相談することにしました。

1歳11ヵ月で独り歩きができるようになりました。

1歳11か月、体重10.51kg、身長78.1cmになりました。ようやく独り歩きができるようになりました。「パパ」「ママ」「ワンワン」等、言葉も増え、意思の疎通ができるようになってきました。食事はアレルギーも好き嫌いもなく、なんでも良く食べます。ボールで遊ぶのが好きでした。

この頃の私は、マルコ自身は日々確実に成長していると実感していましたが、同年齢の子どもと比べると、明らかに発達が遅いということも認識していました。医師から、「独歩や言葉の理解など、伸びてきているが、全体的な発達の遅れがあるので、発達センターを紹介しましょう。」と言われ、不安はありましたが、夫ともよく相談し、素直に専門家に従おうと決めました。